| 「アース・地球環境」28号掲載 |
| 基調講演 |
| 「買い物」行動を通して地球環境との関わりを考える |
| 武蔵工業大学環境情報学部教授 中原秀樹 |
| 環境と消費の現状と何を見直すか 皆さんお早うございます。ただ今ご紹介いただきました中原と申します。 今日は買い物を通して環境との関わりを考えようということで、私もネクタイは外してウォームビスで参りました。気象庁ってのは大体当てにならないんですけど、今日は随分外は暖かくなりそうなんですけれども、中はこれ18度にうまく設定してんのかなんか、少し寒いかなということで、ウォームビスは正解だなと思っております。 で私は今日全部黒なんですけれども、私を見るんではなくて、こちらの画面を見ていただきたいためにですね(笑)、黒子に徹したいと思いますので。1時間半。 環境ってのは大体辛気臭くって面白くないんですね。そこを皆さん方と、先程根本さんの話にもありました様に、私達が何を見直さなきやいけないのか、そしてどこまで私達の現状、環境と消費がですね、来ているのかという話をやっていきたいと思います。 それではどうぞ両面の方を見ていただきたいと思います。大体、全部落としていただいて、メモも取る必要はありません。私の内容は、全てお手許の資料の中にありますから。大体いやなんですね。資料を配るとてすね、そっちの方に目が行っちゃってですね、学生達ちっとも授業聞きません。ましてとっくに卒業された方々はですね(笑)、言うことも聞かないということになりますので(笑)、これはもう全部電気を落としていただいて、画面に集中していただくというのが一番よろしかろうと思います。 |
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| 豊かさとは、資源の消費か はい、これ私が話をするときによく使う1枚の写真(資料bP)なんですけども、これはもう皆さんご存知だと思います。国連が国際家族年をやったときに、ピーターメンツェルさんという写真家にお願いしまして、世界29の国に、あなたのおうちの中のものを全部出してくれっていうことで最も日本で有名なですね、これは小平市のご家庭の様子なんですね。で、私達がこの前の世紀、20世紀、今も私達は20世紀の恩恵の中で生活をしているけれども、「うちのパパは世界一」とかですね、「奥様は魔女」なんてまた最近復活しつつありますけれども、そういうテレビドラマを通して自分達の豊かな暮らしを実現したいというその目標になったのは、このアメリカンライフスタイル、アメリカンドリームを実現したいということなんてすね。 |
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| そういう中で、これ(資料bQ)はオハイオ州コロンバスの家族4人の、ここに4人いる訳ですけれども、そのおうちの中の物を全部出してもらったと。でこういう様々な家電製品はじめ車も含めてですね、こういう私が生まれたときってのは、丁度朝鮮動乱だったんですけれども、個室なんてないんですね。兄弟3人いまして、早いもんがちで寝る勉強する食べるってのは一部屋でもってやってた様な暮し。でここに車があるんですけども、実はここにおうちがあります。これうちじゃなくって車庫なんですね。ここに1台とこの向こうに別の角度の写真を見ますと、合計3台入ってます。一つはこれのお父さんが仕事に行くための車。で、そしてこのお母さんが小さな子供達を幼稚園小学校に送り迎えするための車がこん中にあって、で遊ぶときのサンドバギー車、レジャー用の車が更に入ってるというのが平均的家庭で、合計300坪のおうちなんですね。で、こっからおうちでありまして、映りきれないんですけれども、ここにパラソルがあります。このパラソルの向こうにはプールがあるんですね。これ平均的な、憎たらしい程大変素敵なおうちだなと思います。 |
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| 即ち、私達が考えなきやいけないのは、世界GNP第2位の今私たちは経済的豊かさをですね、六本木ヒルズじゃ、まだバブルをやってるという感じですけれども、まだまだ金の亡者で儲けたいと思っているんですけれども、まあそういう豊かさを求めていった結果どうなっているんだろうかということを、私達は、消費者、消費をする買い物を通してですね、もう一度見つめ直す時期ではないのかということであります。 豊かさが作り出す問題、その一番引き金になったのがアメリカンドリームですね。まあお役所も含めてみんなアメリカを見習え見習えやってるんですけれども、それがどんな結末をやってんのかということを片一方で見る必要があるんだろうと。じゃそれに追いつけ追い越せでやってんのが300坪の10分の1の30坪(笑)、これが日本の平均でございますので、多分ここにお集まりの方々は30坪どころかね私は100坪、150坪っていう方もいらっしゃいます。私なんて、未だに空中庭園の空中生活をやってまして、マンション縦割りでやりますと、大体この広さ位の敷地に漸く立ってられるということですので。まぁあの足が地に着いていない活動をしている訳であります。 いずれにしても30坪ぐらいになりますと、どの位の商品が入ってんのかって見ますとですね。19これは95年の写真ですね、今から丁度10年前、既に乾燥機付洗濯機があるんですね。我が家は、2006年2月の15日現在で、まだ乾燥機付洗濯機がなくてですね。これ私が話す度に家内から怒られると(笑)。人のことはいいからうちのことを考えろって言われるんですね(笑)。で〜おこたの上に座ってらっしゃる家族4人というのが、このときの平均的な家族構成になるということですね。今ここら辺がもう欠けちゃってるっていう形になります。でちゃんと薄型のテレビがちゃんとあるんですね。うちはまだブラウン管です。でピアノもあってですね、このトタン屋根の下には小さいながらもミニバンがあってですね、合計9,000品目の商品がこの30坪の中に入り込んでるんですね。で家の中を見ますと、まだ出きれないっていうか、置き忘れたのかな、洗濯物そして色んな衣類もあるということです。これ全て資源を使ってですね、私達は着ているということです。 じゃこの9,000品目どうやって考えんのかって言いますと、今日皆さん方全国からお見えになってるということで、まあ家出そのものの荷物を持って来ていると思うんですけども、眼鏡、時計、ね、そしてイヤリング、ね、胸にちょいとぶら下げた装飾品も含めてこれ全て資源使っております。鉱物資源をですね。勿論着ている洋服が、私はこれは今日はコットンですけれども、これはフェアトレードで、じゃないかも知れませんけれども、どっかの国の綿花からとって来た物ということになると、私自分の肉体だけがメイドインジャパンで(笑)、おそらくあの他の物はどっかの国からですね資源を調達して作って来たものと。そうやって品数考えますと、私はこの今着ている状態だけでですね、時計も含めまして、眼鏡も含めまして、そして後ろのポケットにハンカチを入れているということになりますと、合計9品目私身に着けてるんですね。想像はしないでいただきたいと思うんですけれども。そうなると皆さん方、ここに講演を聞きに来る、総会に出席するだけで、凡そ80から90品目持ってるはずです。特に女性諸君はですね、無駄な抵抗のために化粧品を山の様に持って来るという形で(笑)。実際にうちの学生全部鞄の中見せろってやりましたら、女子学生平均78、男子学生75とあんまり殆ど変わらないんですね。いつでも家出できるという状態で(笑)バッグパックに入れて大学に通うというのが現状であります。 コンビニエンスストアが暮らしを変えた さあこういう状況のもとで私達の暮らしを変えた、何か変えてくれたんだろうかということをですね、日本経済新聞が2000年に調査してるんですね。これが第1位から第10位まであるということですね。でこれはもう本当にいつも強調したいことなんですけれども、何故1位にコンビニエンスストアが出てきているのかということであります。 え〜コンビニエンスストアは、皆さん方テレビの番組でよくご存じだと思いますけれども、1974年に銀座の中央区銀座のちょいと先に豊洲ってとこがあります。そこにセブンイレブン第1号がオープンして、その頃のテレビコマーシャルが「セブンイレブン開いててよかった」という話なんてすね。 でそれまでは、丁度74年から始まりました金八先生ってドラマが同じ頃に始まるんですね。で必ずそこに出て来る登場人物で金八以外に出て来るので自転車に来ってお巡りが出てくると。未だにまだ出たがってます。でこのお巡りさんは何をするのかって言うと、昔の商習慣で言いますと、このコンビニエンスストアが出来た頃っていうのは、地方の商店街も大体6時で閉まるんですね。ですから、買い物行動をしようにもですね、6時過ぎたら諦めるしかないんですね。で「もうお店も閉まっちゃったんだからしょうがない明日の朝買い物に行きましょうよ」ということでね、「我慢おし」って言うのがですね、簡単に言えた了解コンセンサスがとれた時代。 ところが「セブンイレブン開いてて良かった」11時までやっちゃったんです。ところがビジネスってのはすごくて11時までやったのは1974年で、75年の3月には既に大阪で24時間コンビニエンスストアが出来て、あっという間に「いつが開店時間なの?」っていうぐらい24時間に変わってしまった。ていうことは何なのかって言うと、そのお巡りさんがですね、来て、街で7時8時うろちょろしていると「お前達誰だっ」と、「やっぱり桜中学か」という話になって金八のストーリーが始まる訳ですね。即ち地域社会に一つのルールがあり、その中で子供達大人の役割がきちっとあったんですね。でそれでも駄目なときには「お巡りさん」という身近な、「警察官」じゃないんです。「お巡りさん」ですね「大のお巡りさん」、親しみのある人達が街を守ってくれたという状況があった訳です。 それが全く私達はその「あれ欲しいこれ欲しい」という欲望というパンドラの箱を開けるだけではですね、だけではなくって、私達の生き方すら変えてしまった、これがコンビニエンスストアなんですね。 ですから他の携帯電話、ね、そして車、テレビゲーム、色々ありますけれども、このアンケートの結果って言うのは非常に象徴的なこと。24時間眠らない街を創ったという一つの大きなこと。 消費の欲望を抑えきれない それともう一つはですね、私達が「あれ欲しいこれ欲しい」と言ったときに欲望を抑え切れない。 ですから子供達は、家に帰ってもですね、ぐーたらママさん、ぐーたらパパが居てですね、「ちょいとお前、アレが水が欲しいから買ってきておいで」とかね「ビールが欲しいから買ってきてよ」と「いい子だねうちの子は」って言いますと、これが8時9時に自転車かなんかに乗ってピューと行ってますとお巡り止める訳いかないんですよ。「何してんだっ」つったら、理由を聞いたら賢い子だってほめなきやいけないってことになりますからね。 ですから、何を基準にして私達は、子供を、そして生活の善し悪しを見極めていいのかってことがわかんなくなっちゃったということであります。 |
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| さあ同じ頃96年にこれ(資料bS)はインドの写真であります。高床式ベッドに家族6人ということで家の中の物を全部出してもらった。文明の利器はこのチャリンコ1台ということでありまして、合計22品目の商品が。同じこの地球上で先程のアメリカが約6,000品目です。日本は9,000品目。豊かな皆さん方はおそらく1万は軽く超す様な物を装飾品も全部含めてお有りにあるだろうと。でインドも勿論今ITバブルでですね、非常に豊かになったって言いますが、あんなの極一部なんですね、六本本ヒルズみないなもんですよ。本当に生活している人達の平均を見ると、こういう数字になってくる訳であります。 |
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| さあ、そうしたときに私達は今21世紀に暮らしております。この先どこに私達は向かって行くんだろうかと、こういうことであります。 また日本経済新聞がアンケートをとっちゃったんですね。 じゃ20世紀よさようなら21世紀よこんにちはという風にやったときに、「今年買い替えたい物何がありますか」ってアンケートをとったら1位から10位まで出てきた。殆ど先程の20世紀これが私達の暮しを変えたということに並ぶものなんですね。即ち車は、家庭に一体何台あればいいのか、皆さん方がお使いになっている携帯電話、ね、テレビは家に一体何台あれば適切な量なのか、ということでございます。抽象的な話でですね、モラルを押し付けても分からないんですね。 私たちは贅沢をするつもりはないんですけれども、恐らく二重三重という商品や物に囲まれてですね、暮らしをしている、決してそれは贅沢をしたつもりはないんです。しかしそういう中でいつの間にかこういう商品に9,000品目も囲まれているというのが現状であります。 さあ、そうしたときに私達が考えなきゃいけないのは、1台目のテレビが2台目、ね、1台目の携帯電話が2台目、携帯電話なんてのはもう今年間8,000万台って言いますからね、私は携帯電話を持たないで最後まで死んでいこうかと思ってるんですけれども、どういう1つの情報ディバイドとですね、不便性があるのかっということで、ま、これは私事ですけれども実験をやっております。 |
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| 消費が増えると資源は誠少 この図(bU)は何なのかって言いますと、これはメドウスというマサチューセッツ工科大学の研究者がですね、成長の限界の中でやってる我々研究者にとってみれば一番重要なポイントなんですね。もし世界中が2台目欲しがったら、どういう風に資源が変わるのかということであります。 1900年当持前世紀の初めに10位に満たなかったのが、今世紀に入って60位、これはまあぴったり予測どおり入っている訳であります。 で人口が増えますとこれは消費をする人消費者ですから、当然資源が減ってくるという形になります。 |
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| 一番見ていただきたいのは、既に60位の時点で、この食糧が人口をカバーできなくなってる訳ですね。そうすると、お金待の私達日本国は、日本国民は、コンビニで毎日残飯が出ようが、家で食べ残しをしようが、一向に困らない。そうすると、まだこの食糧が廃棄される分考えますと、ご飯が欲しいよっていう人は、もっともっといるってことですよね。 ところが気候変動の大きな変化の中でですね。この食糧がもしガンと減ったらどうなるんだろうかということをお考え頂きたい。 それともう一つは、資源を使って何を作るのかっていうと、工業製品を作る訳ですよね。で、工業製品をこれをですね、GDPという形で置き換えれば、これがその国の豊かさに繋がってくる訳ですね。 でこの豊かさを、こちらの、物を作るときには必ずゴミが出るんですね。本当はゴミとは言いたくありませんけれども、汚染物質という言い方をします。このアウトプットされる、外に出てくる色んな水を汚す物質であるとかですね、空気を汚す物質、土壌を汚す物質とかあります。これが経済力がこの汚染係数を上回っている限りはですね、経済力でもって汚染を回復することができるんです。 ところが、実はこのグラフ、インチキがありましてですね、経済力は、例えば2005年度の経済力、2006年度の経済力ということを中心にしながら、日本の国をマネジメント、経営をしていく訳なんてすね。毎年、ですからあの、成績が違うように経済成績は違ってくる。 しかし汚染というものはどうなんのかというと、これは実は凡そ三角形だと考えてくれば、この面積分だけ毎年蓄積されていくんですね。即ち私達がこの日本で地球で汚した汚染物質は消えてなくなるってことはないんです。即ち、この三角形の面積をリニアーに持ってくる、線分にすると、実はこれは2020年ですけれども、とっくにこの工業生産超えてるんです。で2005年現在でも、殆ど、丁度イーブンぐらいです。即ちこのまま私達が生産を続けている限りですね、汚染を最早経済力でカバーすることができないということが現状になっている訳であります。 さ、そうしたときにてすね、この増え続ける人口というものがどれだけ私達に環境影響を与えているのか、そして消費の部分でどういう風に関わりがあるのか。私達が毎日の買い物で一番大事な食糧を買って、自分の体の中にエネルギーを溜め込むということですよね。 でそうしますと、毎年オギャーと生まれてくるのがですね、大体イギリスからドイツ1カ国分、7,800万人ぐらいがですね、生まれてくる訳ですけど、生まれてきてから、ね、じっと生きる訳ではありません。やはりあのマンマということを叫ぶ訳であります。必要な穀物が一人当たり273s。でこれが7,800万人ですから、毎年2,130万トンの穀物が必要だということになる訳です。 でそのためには、この東京を中心とした約3千万人の方々の喉を潤す水の量、これの約5倍の数量、213億トンの水がこの食物を作るために必要な資源、ということになる訳ですね。 じゃそれの環境影響見てみましょうと。どのぐらい生きてくために私達が食糧資源を買い求め、そしてそれを消費する訳ですけども、どのぐらい環境にインパクト影響を与えてんのかっていうのが余りにも大きすぎるので、僅か1日当たりのインパクトで考えみました。これが1日当たり熱帯雨林が5万5千ヘクタールずつなくなって、そして、トンボや蚊そういうものが毎日100種類ずつ消えてなくなっております。 よく学生に言います。今私の大学は、あの横浜のチベットと言われる中川という、ね、あざみ野の近くに住んで、住んでじゃない、大学に行ってるんですけど、あの辺りに学生達が下宿をしているんですけれども、「蓑虫見たかい?」って言うと「えっ?」て言うんですよ。この六本本でもいいです。来る間にですね、今蓑虫全盛期ですよね。ぶらさがっているはずなんです。あの皆さん、この冬蓑虫見ました? ね、僅か数人しか手を挙げない。ね。居て欲しくないゴキブリは沢山いますけれども、ね、まあそういう話で、自然というのは非常に私達にあの視覚的に訴えるバロメーターでもあるんですね。モンシロチョウはいつ頃出てくるのか? ね。アゲハチョウはいつ頃出てくるのか? トンボはいつ頃出てくるのか? トンボったっていろいろあります。鬼ヤンマトンボが出てくる頃、ね、そして赤トンボが飛んでくる頃っていうのがあります。そういうことで考えますと私達の身近なところの生物達がドンドン実は消えてなくなってる、その典型的な例が「めだかの学校」という唱歌がもう歌えなくなったということだろうと思う訳であります。 このぐらい地球の1日の環境変化は巨大であると。ま余談ですけれども、1目じゃもっとダメだから瞬きする瞬間に世界がどう変わってるのかっていうことで、私達研究者達の仲間が集まって、1秒の世界っていうのをダイヤモンド社から出しておりますので、是非お買い求めいただければ、瞬きの合間に、ということで、非常に面白い本を作っております。 消費者は破壊者? さあ、そうしたときに、今食糧資源とですね、私達のこの衣服も含めて、必要な、買えるもの、工業製品、の環境影響を見てみました。さそうしたときにじゃ私達はお買い物をする消費者であるというんならば、消資者って一体何なんだろうか?って、もう一度原点に帰って考えていただきたいということであります。 消費者ってのは、売り手買い手という、いわゆる経済的な意味でバイヤーという言い方ですね。しかし、緑の消費者というのは、グリーンバイヤーとは言いませんよね。グリーンバイヤーって言うと、植木を買う人ですか?っていう形になっちゃう訳ですね。これはグリーンコンシューマーという言い方をするんです。 でその場合のコンシューマーという意味は何なのかということを調べていきますと、これはオックスフォードの英英辞書を調べるとすぐこれは出てくるんですね。 一つがドリンクアップ、飲み干すという意味があるんですね。そして2番目が食べ尽すという意味があります。毎年あります。(グラスに水を注ぐ)ここに水がある訳ですね。英語の勉強で「飲む」はドリンクですね。ドリンクアップって言うのは、飲んでコップの底が上にアップしても水は流れませんよと、もう一滴もないよと、ただ飲むドリンクじゃなくてドリンクアップする、トコトン飲んじゃうんです。 水じゃないと言われても、去年の場合ですと四国、ね、それからもっと前にインパクトがあったのは福岡県で、1970年代の終わりにですね大変な水飢饉があって、以降福岡市の人達は完全に奨(あつもの)に懲りて檜(なます)を吹く状態になっているんですね。あれだけの大都市政令指定都市でありながら、水の使用量は圧倒的に少ないと。水の節約を骨身に沁みちゃったんですね。 ところが東京都民をはじめ多くの日本人は、ね、湯水の如く、水は使ってもいつでも出てくると思っちゃってるところが大間違いでありまして、いずれにしても水がないと言われればペットボトル買ってくればいいという形で考えている。 食糧資源も先程もう60億で足りなくなってるよというにも拘わらず、来年冷夏になります、あ、今年冷夏になります。で1997年のときも冷夏が起きました。食糧庁はじめ農水省が何かそれまでは一生懸命学校給食とかそういうので「米食え、米食え」っと言う。しかし私の子供も含めて、パン、なんですね。ところがお米がなくなると人間、見るなっと言われると見たくなる。話すなっと言われると話したくなる。無いと言われると食いたくなって、お米が足りなくなると皆なお米を食ったと。 そうすると、冷夏でお米が足りないだけじゃなくて、急にそこに需要がボンと増えちゃいましたから、当然お米が全くなくなってしまうという状況で、抱き合せ販売で、私達は経済力にものを言わせてインドネシアやタイや中国から米を買った。ついこの間の話です。 齢をとってくると10年がちょっとこの間の様に思いますのでね。頷いた方は年齢を感じて頂ければと思います(笑)。いずれにしても、資源がなくなりゃ全て何とかなると思ってますから。私達は、よその国が飢え死にしようが何をしようがトコトン食べ尽すってところがあるんです。いいですか。そして同じ様に、石油資源なんてちっともないこの国がですよ、コンビニエンスストアで24時間どころか、ね、かつての昭和天皇がお亡くなりになった頃から、いつの間にか財一時間テレビになっちゃった。 危機管理って言えば危機管理ですよ。阪神大震災も起こりました。しかしそこまでやる必要あるんだろうかと。別のメディアの使い方があるにも拘わらず、24時間石油をバンバン使ってコンビニエンスストアをやる、それに輪を掛けてスーパーマーケットが24時間スーパーマーケットにドンドン変わる。 そうすると私達は、この石化資源をどうやって節約するのか、片一方で節約しろと言いながら片一方で市場でそういうことをやってたら、そんなことできやしないんですね。 買い物をするんなら6時で止めるとか7時で止めるとかっていう目安を何か皆さんが作るんならいいけれども、買い物の枝葉の話ばっかりやってても、市民は動かないっていうことですよ。その辺を私は提案したいと思う。 |
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| まいずれにしても、飲み干す、即ち水資源、そして、2番目の食糧資源、そして天然資源を、私達はただ使うんではなくて、これを生きていくための生存要件ですね、生きていくためにこれらの資源をトコトン使い尽くすという習性があるんです。ま宗教で言えば原罪ということになりますね。 そうすると、この地球上からあらゆる資源が、2番目、消えてなくなる、ディスアピアーという意床がありますね。すると地球上から水資源や食糧資源、そして天然資源がなくなったら、この地球は、3番目、ツービーデストロイ。破滅破壊してしまうっていうことなんですね。 即ち私達は、ちっとも地球をいじめる気持が全くないにも拘わらず、我々の消費行動の基本原則である、飲み、食べ、使うという行為がですね、実はそれ自体が地球環境を破壊しているということになる訳です。即ち皆さんは、このいやらしい目をした(資料10)のが実態であるということですね。 |
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破壊行為を止めるには 即ち私達は破壊者なんだという前提でもって、じゃあ破壊をストップするにはどうしたらいいのか、破壊行為を遅らせるにはどうしたらいいのかということです。 ですから、破壊行為を即止めたい方は、もう皆さん未練はないと思いますので、早めにある程度の、ね、年金の問題も政府は困っておりますから、需給年齢になったら早めにリタイヤをして頂いて、そして次の世代のためにやれば、子供を産んでも安心する消費社会を完全にカバーできる訳ですね。生かされているよりも自ら死を選ぶ、ね、それも地球環境のためにっということになりゃあ私は皆さん方を敬意を持ってですね、この辺の壁にこうちゃんと記録で残しておきたいと思います。 ところが人間ってのはおいそれ痛いものはイヤ、死ぬのは怖いって、これは人情でありまして、出来ないんならば、少しでも生かさせて、ということが大事になってくる。即ち破壊行為を止めるには、一番いいのは人間が少なくなることがいい訳ですね。適正規模になるということ。 それができなければ、生かさせて頂くんだから、破壊のスピードをどうやったら遅らせることが出来るのかっということに智恵を働かなさければいけない。 その一つの考え方が3Rという考え方ですよね。一度使ってしまった資源を何度も何度も繰り返し使う。これは皆さん方生まれた頃には当たり前の話です。もっと前の江戸時代にはゴミなんて一つも出なかった。 ということを考えれば、いつの間にか横着に私達はなってきたということになります。いずれにしても、我々破壊者ということで考えようと。 さあじゃそうしたときに、江戸時代の話は結構だと、今更江戸に戻れるもんかというのが皆さん方のご意見だと思います。 経済的な豊かさで幸せになっただろうか じゃ世界のGDP、GNPが第2位という経済大国豊かな暮らしを我々はしております。じゃ経済的には豊かになったけれども、心の中身の方はいかがでしょうかと、先程根本さんがお話になってました。 重要なのは、私達は本当に幸せになってんのかと。 不幸になるために経済活動、ね、過労死をしてきた訳でも何でもないんです。いいですか。これがこのインドと、そしてアメリカという片一方で世界第1、片一方で22品目で生活する人達が、これはベンホーヘンと呼ばれるロッテルダム大学でハピネススタディ…幸福学とでも言うんでしょうかね、それを研究している世界の第一人者の研究論文のこれは結果であります。即ち、何ゆえ22品目の人達が、GNPで言えばこれだけ低いところにありながら、一番幸福感を感じている。そして何故世界で一番お金持の国が、自分でハッピーだと思わないのかと。 皆さん方は一体どのレベルにあるのか、まこの調査の方法はここに書いておりますけれども、こちらが経済的な豊かさですね、そしてこれが幸福だと答えた人のポイント数なんです。 |
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| で幸福の考え方ってのは世界中いろいろ習慣によって違います、文化によって違いますので、ある文章を、共通の文章を読んで頂いて、それを各国語に翻訳して、これば幸せだと思ったところを、こう件数を書いていただくんですね。そしてそれを全体の母集団で割った数が、この0コンマの40とか、0コンマの35という、こういう統計(資料高温の取り方しか出来ないんですね。このためにワールドバンクもお金を出してくれたということなんですけれども。なぜ貧しいと呼ばれる、ね、環境にいいから皆さん方高床式のベッドに今日から戻ってくれったって先ずやりません。やっぱり求めるのは、ね、六本木ヒルズに昼ご飯を食いに行くなっと司会が言っても必ず行く人いるんですよ(笑)。そんなもんなんです。そしてあわよくば帰りにちょいと銀座にでも寄ってですね、「お食事する?」とか言いながら、また物を買ってくるという、ね、これがあしたの日本を壊す会の総会の話だろう(笑)ということであります。 |
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| 即ち私が皆さん方に投げかけたいのは、本当にお金が増えたら幸せになったのかということをですね、もう新しい世紀ですね、そして最後に私達は社会貢献をしなきゃいけないんです。本当に社会貢献してきたのかということを是非この21世紀に見直していただきたいということであります。 |
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| 人並みの生活は欲望の檻 じゃ何故そういう風に豊かな国になってくるとですね、満足感が足りないのかっていうのが、この檻の中のリス(資料12)ということで表わしたいと思います。即ち、我々が物が欲しくなる、即ち、消費に走るのは、お隣さんと比べてということであります。 |
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| 今日はさっき金森さんから伺ったら「全国から来てるよ」っておっしゃった。 そうするとこれ、二度と会う人もいない訳ですよね。そうすると、ま、たまに会うもんだからおしゃれをしてくる。でちょいと隣を見ると「あっいい服着てるわね」ってなりますと、まちょっと仲いいと「どこで買いました?」って話になる訳ですよね。学生見ててもそうですね。あのモデルを見たってちっとも自分と合わないと思ってますから。あれは理想の世界だと思う。ところが同じレベルでいいセンスをしてるとですね、にくたらしくなって(笑)、私もそれをやりたいということで「ちょいとそれ何処で買った?」という風になってこれが人情なんですね。隣の芝生じゃありませんけれども、そういうことで消費行動ってのは、モチベーション、動機付けが出てくるんですね。職場でも同じです。いい物持ってりゃ、携帯電話1つとっても「お前字が大きいな」つってね、目がだんだん霞んでくるとそういう「どこで買ったんだ?」とメーカーを聞いて「じゃ私も買いましょう」というタイプですね。これをテレビコマーシャルで既にもうやり始めてるということであります。 いずれにしても、お隣さんと比べると物が欲しくなる、盗む訳にいかないから、ちょいと父ちゃんのけつを叩くか、自分がパートタイマーに出て、働いてお金を儲けて手に入れたら、隣の人はその別の隣の人を見てて、また買っちゃったということになる訳です。 いつまでも我々はこの欲望の檻の中なら抜け出れない。これが通常の社会システムなんです。これをみんながやるんです。 で一旦檻の中に入ってしまうと、こっから出て行くってことはドロップアウトするってことなんですね。私説から教わったことは「人並みの生活をしなさいよ」っと。「みんなと変わったことをしたらいけませんよ」って教わったんです。ですからみんながこう回るんならば、みんなと同じ様に僕が回らないと奇人変人扱いをされると(笑)。でしょ。みんなが車を持つから私も車、みんなが一戸建てを持つから一戸建てを持つのが当たり前だという風に私は親から教わってきた。ですからまあまあ奇人変人ではなく普通の人になってるんだろうと思う。皆さんも普通の人だと思います。 それがあの豊かさの中で何か不満足になってくるのか。回し続けることに疲れてくるんです。そしてこれを出たら、ドロップアウトて言えばいいんですけれども、日本語で言うともっときつくなる、落伍者っていう言い方するんですね。そうすると落伍、置いてかれた者ってなるとやっぱり駄目だから、またこの中にひょいと乗っかっちゃってですね、死ぬまで押し続けるしかないという、正に欲望の奴隷に私達は変わるということであります。 そういう意味では、もう一度改めてですね、私達は人並みの生活の怖さっていうものを良く理解していただきたい。 そして自分達の考える、これは家ですね、一人ひとりの生き方なんてものはそんなにある訳じゃないんです。お父ちゃん、お母ちゃん達、おじいちゃんおばあちゃん達が、こういう生き方をしなさいよっていうことで、家族を単位としてどういう生き方が決まるのかってことなんですね。 でそうしたときに、それをやっぱり支え合う一つの関係性がないとですね、ドロップアウトするにはなかなかできない。 このまんま行ったらですね、私達日本人はみんな地走りのネズミの如くですね、地球環境を破壊をしながら沈没をしていくという構造しかない。そして何よりも困るのは、人並みの暮らしをすることがどういう風にストレスを与えているのかということを考えていただきたい。留まるところを知らないから走り疲れた人間は、幸福感を感じないんです。 22品目しか持たないインドの人達は、あのセブンイレブンの話をしましたけれども、ああもうお店が閉まったんだから我慢をしよう、若しくは、僅かな一杯の掛けそばじゃありませんけれども、それを家族とシェアして、共有することを智恵として知っているから満足ができるんです。 そういう意味で、もう一度私達の、日本の古来から言われている人並みというものを、私は逆に考え直す時期ではないかという風に思います。 |
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| 親は価値観を継承する責任を果たしていない じゃ一体どうやったら環境にやさしい暮らしができるのかということであります。皆さん方地球にやさしい買い物行動しますけど、我々あの教育研究の立場にある者に関してはですね、どのぐらい私に責任があるのかという責任逃れの表(資料14)であります。これは社会事業大学、後にも先にもこの95年の統計、10年前の統計しかありません。21世紀に、どういう風な価値観とあり方を継承していったらいいのかということなんてすね。 お年寄りを敬え、そして他人に迷惑をかけない、勤勉さ、皆さんどれとってもですね、これ大切なことだということにご納得いただける。 今日は地球環境ですから自然を守ること、伝えたい。 トップクラスですね。他人に迷惑をかけない、ね、堀江の様になっちゃ駄目だというのは88.8%。そして皆さん方の様に、ね、環境にやさしい買い物を考えましょう72.9%なんです。 |
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| さところで私は責任逃れをしたい。何か? 自然を守ることを伝えなけりやいけないと言って責任はどこにあるのかって私、ここ(イ)に属するんですね。所属が。9.7%責任があるんです。で、じゃ神頼みのお上は何なんだと、国・社会19.3%の責任ですから、私の凡そ2倍の責任を持っているということになる。誰が一番責任がある? 親だっていうことですから、全員だということなんですね。 これを人任せにしていないでしょうかということであります。即ち、今の様な現状を作り出しだのは、親が親として機能していないから、こういう重要な感性を、そして今まで皆さん方が作り上げてきた、若しくは、伝統として教えられてきたことをどっかで切り離したために、こういう事態が起きているのではないのかということであります。 |
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| それを表わす1枚の絵(資料15)が、これはドイツのシュピーゲルというドイツで最大の発行部数を誇っています週刊誌ですね。これがリヨン・サミットのときにですね、「私の家族」というテーマで子供達にコンテストをやって、その一等賞になった絵なんてすね。「私の家族」というテーマでお日様きらきら青い雲ですね。 でこれを見たドイツの親達、ドイツの市民達はですね、きっとにこにこ笑う、ね、パパとママの顔があると思ったらなかったってんですね。イッヒ(Ich)というのは、これ書いている僕ちゃんですよね。父ちゃんはっていうと、前の席の人が見えます。 |
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| nintendo 任天堂って書いてありますね。私の母ちゃんはっていうと男女雇用均等法の全くいらないドイツでは、母ちゃんもちゃんと働くんですね。まして東西ドイツが合併しましたから労働力不足なんですね。トルコ人を追い出しましたし。そうすると母ちゃんはどうしたのかっていうとSEGAセガって書いてある。これはかつて1970年代に鈴木みどりという作家がですね、「テレビに子守りをさせないで」という本がベストセラーになったことがあります。しかし90年代は何なのかというとゲームに子供をお守りをさせているんです。 我々親は、都合が悪くなるとゲームを買い与えて、自分の、親としてでなくて、自分の生き方の欲望を満たすために、黙らせたいときには何かを買い与えて、子供達を静かにさせる。ところが、とっても面白いこのゲームに一寸でも熱中をしてしまうと、「いつまでやってんの?」と今度は叱り飛ばして、ゲームを取り上げる。どっちを信用したらいいのか子供達は悩むんです。 その結果、この絵の中には、彼は、あるのは、こういうテレビゲームを父親と母親と見立て、そして、兄弟や友達はっていうと一生懸命漫画のバットマンを書く。そしてアニメで有名なイタリアのタートルニンジャのミケランジェロを書いている。そこにこの絵に書かれた人間の姿は、自分一人しかいない。それだけ孤立感を、今の子供達は持っているってことなんです。 この絵を見て、実はドイツは、環境を考えるときに、もしくは豊かになったこのドイツの経済をどうやって21世紀に伝えるのかということで動き始めたんです。これはメディアも全然報告をしてません。 リサイクル法がどうのこうのとそういうシステムの問題ばっかり気にしちやって、人々の心の中で何か変化、地滑り状態が起きているのかということをちっとも市民レベルの目で見てませんから、こういうのは報道されない。この絵は、もしかすると、日本でこのコンテストをやったら、もしかするとこういう絵がゾロゾロ出てくるのかも知れないということであります。 |
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| 即ちそれがこの新聞記事(資料16)であります。最近の主な少年による殺人事件のケースですね。酒鬼薔薇事件をはじめ、そして静岡でのケース、これはこの子達が悪かったんでしょうか? 他人に迷惑をかけない様に、年寄りを敬う様に、私達が買い物によって得ているものは一体何なのかということをお考えいただきたい。 |
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| 我々は、車に乗る、洗濯機を買う、炊飯器を買う、色んな商品を買います。でもそれは、もし歩行スピードで歩けば一時間に4.5キロが限界です。ところがそういう製品を買うことによって私達は時間という貴重なものを得ているはずなんです。 そうすると、日本は先程の、冒頭見て頂きました写真からすれば、9,000品目持っている世界で一番物持ちなんです。物持ちということは、一番私達は時間を持ってる国民なんです。その時間を誰に振り向けてるんですか?ということをお考え頂きたいということであります。 空いた時間をカルチャーセンターに行って、また自分の欲望のために使ってはいないだろうか?おしゃべりだけのための時間に使ってはいないだろうか?出世のためだけに早く帰って来れる時間を使ってはいないだろうか?ということであります。そのときに、今見ていただいたこの事件は、正に人間の顔を誰も描かなかったこの絵とダブって来ざるを得ないんですね。 |
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| 即ち、どういうことなのか、NHKはお節介で、5年に1回ずつ調査をしているんです。でたまたま、この95年の統計(資料18)は酒鬼薔薇事件が起きたときの統計なんです。 そのときに、時間消費について考えますと、あの酒鬼薔薇事件を起した中学生のこれは丁度親子関係ですね。先ず、この時点で既に親子の会話が成り立ってるのが10.7%、女の子を持つのが15.6%なんてすね。ま、この二つ見ても40数分ということで1時間近くの会話は成り立っているんです。全国で平均をしますと、男の子5分、女の子7分というのが現実なんですね。 |
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| うちの子、娘や息子を考えてもそうです。私が大学に行く頃にはまだ寝ているんです。田舎の大学へ行ってますから。そうすると母親が「もうあんた起きたら。学校よ。遅刻するわよ」、そうするとベッドの方から「はい」、これで1秒。会話が。ね、そうすると、もそっと起きて来て、何をするかっていうと直ぐテレビ見てご飯を食べてる。もう娘も起きていてもう殆ど会話がない。でパンを食べながらしゃべらない。そうすると「あっ遅刻しそう! もう出掛ける」「そう」母親が「あんた何時に帰って来るの?」「3時」「5時」2秒しかかからない。 そうすると今度は娘が帰って来る。「お帰り。塾? そう、何時に帰ってくるの?」「8時」。3秒です(笑)。で帰って来たら次に何をするかというと、もう私も先に帰っているんですけれども、「今日はどうだった?」「疲れた。」「そうだろうね。じゃご飯用意してるから食べな。」ていうとまたテレビをつける。何か話を聞きたいんだけれども、やっぱり疲れてるんだなと。疲れてますからね子供は。塾行って疲れてますから。そうすると、「パパとママはもう寝るから。ね、お風呂に入ってゆっくりお休みね」「うん分かった」5秒(笑)。 因みに、50代の主婦の、じゃない夫婦の会話がどのくらいあるか知ってます? 43秒なんですよ(笑)。これが50代後半になるとてすね。主婦が亭主に話しかけるんです。1分7秒。どうしてか。老後の問題がいっぱい出てくるからです(笑)。「あの会社大丈夫ですか?」っていうこと聞くんですよね。「退職金出るの?」って話。 それが定年を楽しむ時期になったら、よく言う粗大ゴミ、ね、濡れ落ち葉、ついて来ると「家に居てよ。」っていう感じで、もう会話が完全に途切れる。ね、もうそうなったらおしまい。だから熟年離婚なんていうドラマがはやって、皆な人ごとのように見る。 ま、大人の行く末がどうなっても構いません。しかし、子供達にとってみて重要なのは、僅かこの5分、7分のために現状ではどうなのかという調査を是非やっていただきたいとうことで、NHKは何故かこの調査をですね、少し項目を変えちゃってはっきり出ないようにしちゃっているんですね。私があんまり言い過ぎたのかも知れませんけれども。 いずれにしても、家族との対話時間がなければ、はい、先程見ていただいた(資料14)、これをどうやって、1番から8番の重要な項目を親が伝えたらいいのでしょうかということです。お年寄りを大事にしなさいよ、ということに5分、7分でこれ1番から8番まで話せって言われたって話せないでしょ。ということは、我々全員です。やって来なかった。じゃ我々はどうしたのかというと、おそらくもうお亡くなりになって、生きていれば90歳の親から受け継いでいる。何故我々は断ち切ったかということを考えていただいきたいということであります。 |
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| さ、そうしたときに、絵を見てもらいます。そのときにドイツの人達はヨーロッパ人に対して警告を発しました。このままいったらヨーロッパは沈んでしまう。なら、持続可能な社会を作るときに我々助け合うべきだということで環境対応を一緒にやりましょう。言って、一番考えたのは、時間消費の問題を考えたということであります。即ちこれ(資料20)が環境にやさしい時間の使い方。 一番駄目なのが、車や飛行機でレジャーを楽しむということであります。 |
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| さ、そのときに一番環境にやさしい生活の仕方はシンキング&シンギング&ラフィング。考え、そして歌い、そして笑うということなんですね。ま一人で考えることは良くあることです。そしてお風呂に入って一曲歌う。これもまああることです。笑い始めたらもう終わりだな。だから見放される(笑)。これを不思議でない様にするためにはどうしたらいいのか、やっぱり愛する人と時間を共に過ごすということを私達やっているのかということですね。 すなわち、あのコンサバティブなヨーロッパの人達、伝統を重んじるヨーロッパの人達が、自分達の家族・家庭の危機をネグレクトしなければ地球環境問題なんて乗り切れないというところに、表現も変わっている。これも全く報道はされておりません。 ライフスタイルの変更については、普通は万人ひとりがやるもんだという認識しかない。行政もそうだと思います。 ところが、彼らは、一つひとつのライフスタイルを変えようとするには社会システムを変えていかなければ無理だという風に判断したために、労働時間の短縮の問題、マークシェアリングの問題、そういうものをセクションとして考えた。ここが日本政府とヨーロッパとの違いなんてすね。しかし、本質のところの一人ひとりの暮らしを全く見ていないということであります。 かつてこの、ね、我々が子供の頃、路上でですね、金具の付いたローラースケートを進駐軍からもらって僕はよく遊びました。ま車も少なかったということがあります。道路で遊べたのは何なのかというと近所のじいちゃんばあちゃんがですね、車の進入を防いでくれた。これがやがて歩行者天国に変わるだけの話ですね。 じゃ皆さん方一体何人がですね、自分の受けた恩恵を次の世代に施しているのか?わが子だけで結構です。同じ様なことをしてますか?自分か受けた恩恵だけはさっさと受け取って、人にやらなければいけないことは何一つやってない。これが現状ではないでしょうか。 ヨーロッパでは、閉店法というものが、議会を揺るがすような状態になっているんです。24時間コンビニエンスストアが、皆さんがヨーロッパに行かれると、土日閉まっている店がいっぱいある。何なんだと驚かれる。土日は安息日で休めよと言っていることがなぜ悪いかということですね。ところがアメちゃんが行かれたら、アメリカってのは24時間経営せざるを得ないんです。ニューヨークとロスアンジェルスの間は時差6時間ある。こっちが休むとき向こうが開いている、それじゃ困るから24時間という。 ところが同じ緯度の中で北海道から沖縄まで同じ時間で動く日本が何故12時間働かなくてはいけないのか。そんなのはサービスでも何でもないんです。 そういう基本的な見直しを我々は行わなければいけない。同じ地球上で同じ先進国で、こういうものを論じる感性が彼らにはまだない。学ぶべきはそういうことだということであります。 |
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| そしてこれをちゃんと伝えている人がいるんです。ミヒャエル・エンデのモモ(資料22)。皆さんご存知だろうと思います。このエンデは、モモという童話を通して時間泥棒タイム・イズ・マネー。「今忙しいから後回しにして」という親達の声に「お父さんお母さん、私の話を間いてよ」という願いがある。 要は、私達は自分達の都合によって時間消費を簡単に直し、そして子供達に耳をそばだてることを止めているのではないでしょうか。 |
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| 親というのを漢字で書くと何て書くんですか、木のそばに立って、じっと子の成長を見守るのが親です。そういう気配り目配りしないで、SEGAばっかりかける。だから子供達はトラウマになって、先程の様々な事件を起すだけになる。 正に、この絵の子供達を作るのに、彼らに、こういう叫びが、「こんなところに誰がしたんだ。」という叫びを私達が聞き届けることができなければですね、あしたの日本なんて有り得ないんです。ましてそれを後押ししているのが消費行為だとするんならば、我々は根本的に消費行為そのものを見直して、そして時間消費のあり方に私は目を向けるべきではないかということであります。 |
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消費が及ぼす影響は深刻 さ、この消費がどれだけの影響を来たしているのか。これ(資料25)は南極であります。ね、1995年当時ここまで水桶があったのが、2002年の3月に、ここまで全部解けてなくなっていた。どの位の大きさがなくなったか、九州一つ分の大きさの氷が解けて流れていました。全く温暖化の現象である訳であります。 そしてカトリーナの話も出ました。そして日本に起きるはずのない竜巻が、ね、去年一昨年8件も起きております。これは既に皆さんご存知だと思います。そして強大な台風が、この間の台風14号が宮崎の役場、見たら分かるじゃないですか。若しくは広島で、木の上に乗っかっちゃって、まるで七夕の短冊のごとく車がやってきた。 |
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| 東京で言えば、ね、基本の下水の排水量が、降雨量1時間に30から50ミリしか設定してないのに、100ミリを超える大雨が降るような現状になっているということであります。これは、六本本の駅です。この右の下(資料30)。つい3年前の台風のときです。この3年前の台風の年は、12月まで北海道に台風が来た。異常気象であります。漸く気象庁も、この1月から地球温暖化による異常気象が発生してますということを、気象予報上達が言い始めた。 |
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| そして海面上昇、解けて流れれば当然海面は膨れ上がります。そうするとそこで国を失う人達もどんどん出て、で片一方で水不足が超きてる。そうなるとどうなるのか、食糧が採れなくなってくる訳であります。そうでなくても60億を超えた現在、水不足で約7億人の人達の食糧が口に届いていない。そこに私達が豊かになるために資源消費を繰り返し、エネルギーを使い放題にすることによって、こういう事実を起している。現状は、もし私達の子や孫がこの小さな子の命だとすれば、どういう風に我々は対応するのかということであります。 そして気候変動は、様々な感染症を起します。エイズもそうです。エボラ出血熱もそうです。全て私達が自分達の欲望の赴くまま資源調達に走ったために、サルしか、若しくはゴジラしか、あゴジラじゃないや、マウンテンゴリラしか棲息しないところに入って、レアメタル希少元素を採る、そうすると彼らは防衛のためにひっかき、撃退をする。その傷口から入ってきたものが、あっという間に広がった、これがHIVだけの話ですよね。 そして、昨年ナイジェリアで、これも殆ど報道されておりません。200万人の人達が環境難民ということで発生している。さあそうなると陸続きの国はどうするのか、日本は島国ですから分かりません。しかし難民という形で隣に押し寄せる。隣に押し寄せると、平和な国はどうなるのか?そういう人達を受け入れるキャパシティがなきゃ追い出すことを考える。そこに紛争が起きるということであります。 即ち、私達が、たかが消費と考えているものが、今日皆さん方に伝えたいことは、戦争・紛争まで捲き起こしてしまう、これが私達の消費のあり方だということであります。 即ち、文化や習慣、マナーの問題も超えて、消費がここまで繋がっているんだという意識でもって、私達が何か何でもこの地球温暖化を食い止め、そして私達の消費パターンを変えざるを得ない。それは毎日の買い物の中から気付きを感じるということが最も大切だということであります。 さあそんなときに、昨年の7月にロンドンでサミットが聞かれました。そのときに何か問題になったのかと、正に世界は、灼熱地獄の方に向かっているという事実であります。 |
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| この統計(資料39)見て分かる様に、2005年はとうとう、今は寒いかも知れませんけれども、ね、第1位の記録を作っちゃった。あと全部今世紀に入ってからです。着実に温暖化の方向に行ってる。 そうするとどういう風になるのか。サミットで小泉さんは全く報告をしておりませんけれども、あのときブレアが出したのは、ウィニング・ザ・バトル、即ち、グローバルな気候変動との戦いに勝利をするためには、先進国は何をしなきやいけないのかというテーマだった。 これがあのテロでもって、あのロンドンの地下鉄爆破事件でもって、きちっとした報道がされなかった。しかしあのときのテーマは何なのかっつったら、京都議定書の後のポスト議定書に対して何かできるのかと、何か何でも地球温暖化を食い止めなきやいけないという、その世界の人達、世界のリーダー達が集まって、正に気候変動との戦争を勝利しようということを論じたサミットでもあった訳です。 小泉さんの口からそんなことは全然聞かれていない。チームマイナス6とか、まだそんなことを言っている。もうチームマイナス6の後の話を我々はしている訳だ。 |
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時間消費というキーワードを持って買い物を しかし我が国は、我々市民生活の分野でも、産業の分野でも、未だ達成はしておりません。これが恐らく、自分達の力でできることは何なのかという分析が全くされていない。そして、自分達の力でできないことは、正に環境調和型製品は、環境調和型のサービスを交流することによって、そこで変えていこうという動きをとるしかないんです。 我々は技術者やエンジニアでも何でもないんです。ですから、環境効率や資源消費量を減らすなんてことはこれは不可能。そうすると、企業は消費者に対して、誠実に商品を開発し、そしてその製品を使えば、きっと環境に私達は貢献するんだろうということを前提にしながら、私達は消費行動をするしかない。 そのためには、先ず信頼性を取り戻し、そして、我々はポスト京都という形で本当に何かできるのかを考えていく。それを話し合うために、必要な時間消費という重要なキーワードを、是非皆さん方の毎日の買い物行動の中で頭の隅に置いていただければ、今日皆さん方の前で話した甲斐があるというものであります。 どうも長時間ご静聴有難うございました(拍手)。 (質問に先立って) 質問がなければお願いがあります。 これは僕は団塊の世代なんですがね、お孫さんをお持ちの世代もいっぱいいらっしゃると思います。 人のためにやらないで下さい。自分の子供と自分の孫のために何かできるのかってことだけ考えて下さい。で我々が受けた恩恵をやっぱり返しましょうよ。僕らがだらしなかったからこんな風になっちゃったんです。それしか言い様がないんです。地球環境なんてそんな大仰なことを僕は考える必要はない。まず、自分の愛する人達のために何をするのかってことだけ考えて下さい。そのためには簡単に棺桶に入らないでいただきたい。まだ死ぬには責任を全くあなた方果たしていないし、我々も、次の世代のために果たしていない。我々がちゃんとやらなきゃ、次の世代・時代を担う人達なんて育ち様がないんです。 ですから、あの漫画を思い出して下さい。「こんな僕に誰がしたんだ」我々がしたんだ。切り捨てるのは簡単です。我々が率先してそれをやらない限り、この国の文化や習慣は、ちっとも守られないんじゃないかなと思います。 (事務局お断り)質疑応答は次回に掲載します。なお、文中の資料bヘ、集会資料集と一致させています。紙面の都合上、全てを添付できなかったことをお断りします。 |
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