「アース・地球環境」28号掲載

持続可能な循環型社会の実現に向けて(宣言)
 人類は科学技術の進歩に伴い、飛躍的な経済発展を遂げ、物質的に豊かな生活を築き上げてきましたが、高い経済成長をもたらした社会経済システムや使い捨てのライフスタイルは、地球環境に大きな負荷を与え、地球の温暖化やオゾン層の破壊など地球規模での環境劣化が進み、深刻な問題を引き起こしています。
 地球温暖化防止に関しては、京都議定書が昨年2月に発効し、わが国は、温室効果ガスの排出量を2008年から2012年の期間に、1990年に比べ6%削減することとなっていますが、2003年度の温室効果ガスの排出量は13億3600万トン(二酸化炭素換算の速報値)と1990年に比べ8%増加しており、とりわけ、運輸や民生部門でのC02排出量の増加が顕著となっています。
 また、有限な資源の枯渇も深刻な問題となっています。更に、ゴミ問題も非常に深刻です。
 以上のような状況を打開するためには、一刻も早く大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済システムから、持続可能な循環型の社会経済システムに変える必要があります。
 と同時に、古来、私たち日本人が継承してきた伝統的な価値観、天然との共存、もったいないという感謝の気持を思い返してみる必要があります。
 第7回(平成17年度)地球環境と資源エネルギーを大切にする国民運動全国集会では、私たちの日頃の「買い物」を環境にやさしいものに変えていけば、3R(リデュース・リユース・リサイクル)・省資源・省エネルギーを実現できるのではないかと考え、具体策を真剣に討議しました。
 その結果、私たちは、一人ひとりが環境にやさしい「買い物」をすることが社会全体で積み重なると、環境負荷の削減に大きな効果をもたらすという認識を共有できたので、このことを広く社会に周知し、実現するために、次のことを宣言します。

一、環境にやさしい「買い物」をすることは、3R(リデュース、リユース、リサイクル)、省資源、省エネルギーを実現するライフスタイルの基本であり、素敵な行動です。
 私たち一人ひとりがこれを実践し、その環を広げていきましょう。

一、販売者は、レジ袋の提供や過剰な包装を少なくするとともに、ばら売り・量り売り、リユース容器等の販売を進め、消費者は、マイバッグ(買い物袋・買い物籠)を常に持参してレジ袋の受け取りを減らすとともに、ばら売り・量り売り、リユース容器等の利用が進むようにしましょう。

一、事業者は、環境にやさしい商品・サービスの表示を分かり易くしましょう。
 消費者は、長く使えるものや資源・エネルギーを消費しないもの、容器が再使用できるものや再生品を選びましょう。

一、環境にやさしい商品・サービスに関する販売情報を多くの市民に提供するため、各地の「買い物ガイドブック」の作成に参加し、自ら活用し、その効果を広報しましょう。

一、消費者、事業者、行政は、連携・協働して、環境にやさしい商品・サービスが市場に更に普及するよう、地域の生産・流通・販売のシステムを構築しましょう。

平成18年2月15日
第7回(平成17年度)地球環境と資源エネルギーを大切にする国民運動全国集会
参加者一同