「アース・地球環境」31号掲載

持続可能な循環型社会の実現に向けて(宣言)
 日本は、地球温暖化を促進する温室効果ガスの排出量が、運輸や民生部門において依然として増加傾向にありますが、改正容器包装リサイクル法などの施策により、社会経済システムに3R(リデユース・リユース・リサイクル)や省資源、省エネルギー対策を採り入れる動きが徐々に進み、また個々人のライフスタイルも、もっと ‘もの’を大切にしようとする機運が高まってきています。
 その背景には、地球規模における気候変動が生活を脅かす現実の問題として懸念され、また、原油など資源の高騰が実体経済に影響を及ぼしていることや、私たちの身近な問題としては、地域のゴミ問題があります。
 地球環境と資源エネルギーを大切にする国民運動全国集会では、これまで、一人ひとりが毎日の生活においてできる具体的な提言を行ってきました。
 特に今回の全国集会では、日本においては、“もったいない”という‘もの’を大切にする気持が‘もの’を「つつむ」文化を発展させたことを学び、「つつむ」行為を大切に考え、行動することが、地球環境
を大切にすることにつながるとの認識を共有しましたので、このことを広く社会に周知し、実現するために、次のことを宣言します。

一、私たちは、「つつむ」行為が、単に中の‘もの’を守り、生活を使利で豊かにすることだけでなく、日本においては、自然との共生などの伝統的美徳や美意識を育む文化を形成する大切な行為であることを再認識しましょう。

一、私たちは、 ‘もの’を「つつむ」容器包装の役割・効用を認識し、生産・流通・販売から廃案に至るまでを通じて、容器包装によってゴミの増加や、資源エネルギーの浪費が生じないよう心掛けましょう。

一、私たちは、‘からだ’を「つつむ」衣類の3R(着まわしやリフォームなど)が、心をも豊かに「つつむ」ことを認識し、 3Rを推進するシステムを構築しましょう。

一、私たちは、‘暮らし’を「つつむ」住まいの果たす‘やすらぎ’や‘くつろぎ’といった快適性を保ちながら、省資源、省エネルギーを促進するため、断熱の効用を認識するなど、それぞれの住まいに合った暮らし方を工夫しましょう。

一、消費者、事業者、行政は、それぞれが「つつむ」行為に関する正しい知識を持って地球環境を良くする活動ができるよう連携・協働して、「つつむ」に関する情報の伝達・表示のあり方などを工夫・改善しましょう。

一、「美しい国、日本」実現のため、地球環境と資源エネルギーを大切にする心を教育の場で、涵養すると共に、物心両面においてバランスのとれた成長を目指しましょう。

平成19年1月31日
第8回(平成18年度) 地球環境と資源エネルギーを大切にする国民運動全国集会
参加者一同