「私たちの生活学校」149号掲載
活動北から南から

9校で子育て教室を開催
千葉県・船橋市 船橋市生活学校連絡協議会 松崎百合子
全国フォーラムの申し合わせを受け

 平成15年度あしたの日本を創る運動全国フォーラムの申し合わせ事項の中に「地域で支える子育て活動の推進」が取り上げられた。
 私たちの船橋市生活学校連絡協議会では、役員会でこの子育て支援活動を行なうことを決議し、全9校で
一斉に活動をすることにした。活動内容を「子育て教室」の開催として、会場を生活学校の根拠地である各公民館として、開催日はパパもお休みである土曜日と決めました。
 7月から11月の間に開催することになり、早速ポスター、チラシなどを作成し、公民館、保育施設、スーパーマーケット、さらに友人知人に掲載や配布をお願いした。また、市の広報誌にも掲載してもらいました。
 しかし、各生活学校とも応募者が少なく多少不安がありましたが、次第に応募者が増えてきて、各生活学校で子どもの数で15人から20人、多いところでは25人くらいになりました。
 事前に、参加申し込みのあった赤ちゃんの家庭に、赤ちゃんの日頃の様子、家で呼びなれている名前を書いてもらって赤ちゃんをお預かりしました。念のため、参加者全員に保険をかけて準備には万全を期しました。
 各会場では、最初から最後まで泣いている赤ちゃん、おもちゃで遊んでいる赤ちゃんといろいろでしたが、パパママが講習を終えてお迎えに来たときには、メンバーにすっかり馴れて別れを惜しむ微笑ましい光景もありました。


パパママの講習会も開催

 パパママの参加者は200名におよび、講習内容としては、消防署の救急隊員による乳幼児救急法の実技体験、対話形式による子育て支援センター長による「安心して子育てをするために」、小児科医による医療相談、看護士長による乳幼児に起こり易い病気、応急手当など。実技体験をしたパパママは救急車が来るまでのわずかな時間をいかに対応するかで子どもの命を助けることができるとの説明にみんな真剣に取り組んでいました。また、赤ちゃんにかかり易い病気やお母さんたちの悩みについてアドバイスをしていただきました。
 講習が終わったあと、手づくりの房総の太巻き寿司を召し上がっていただきながら、アンケートを書いてもらいました。
 同じ子育てをしている仲間同士で意見交換ができて感謝しているという言葉やこのような会を年に1回ではなく、回数を多くという声ももらいました。
 この子育て教室を開催して、若いパパママに子育ての楽しさ大切さを認識してもらい、将来を担う子どもたちを明るく健全に育てるよすがにしていただきたいと思いました。