「私たちの生活学校」156号掲載
 

集まれ、ニュータイプの「地域塾」へ
大分県由布市・はさま地域子ども教室「学楽多塾」
はじめに

 「つどえ!この旗のもとへ」。この呼びかけに応じて集まった子どもたちは、約180名。この町の小学生はおよそ900名というから、全小学生のうち2割が集ったことになる。
 子どもたちが集まったのは、はさま地域子ども教室「学楽多(がらくた)塾」。大分県由布市挾間町での取り組みである。このはさま地域子ども教室「学楽多塾」(以下、「学楽多塾」と略す)とは、どのような「塾」なのであろうか。これほど多くの子どもたちを惹きつける魅力は、いったいどこにあるのであろうか。そして、この取り組みを支えるものは、いったい何なのであろうか。
 以下では主に、平成17年10月15日に大分県由布市「はさま未来館」にて、由布市立(旧・挾間町立)図書館長および「町民情報室 未来クラブ」事務局長の山月美江子さんと、由布市(旧・挾間町)教育委員会生涯学習課の黒田美保さんに対して行ったインタビュー調査の結果を用いる。また、参考資料として、平成17年度「学楽多塾」塾生募集の案内や平成16年度の「学楽多塾」および平成15年度「おおいた子ども地域づくりスクール はさまスクール」の報告書なども利用した。なお、最新の資料として、平成18年1月28日に行われたシンポジウムにおける黒田さんの報告およびその際の配布資料も適宜使用している。


「学楽多塾」の概要

(1)地域特性
 「学楽多塾」が開かれている大分県由布市は、平成17年10月に大分郡挾間町・湯布院町・庄内町が合併して新しくできた市である。「学楽多塾」は、そのうち旧挾間町(以下、挾間町と称す)での取り組みである。挾間町は、県庁所在地の大分市の西部に隣接しており、昭和53年に大分医科大学(現、大分大学医学部)が町内に開校したことにより、大分市のベッドタウンとして人口が増えている地域である。合併前の人口は約1万5000人あり、県内でも数少ない人口増加が続く自治体であった。ただし、緩やかな丘陵地帯と豊かな自然が広がっている農村部もあり、そこでは高齢化が進んでいる。
 なお、町内には小学校6校(300〜400人規模:2校、50人規模:2校、10人規模:2校)と中学校1校が所在している。小学校の規模から見ても、人口が多い中心部と、少子化が進む農村部とを併せ持つ地域であることが窺えよう。
(2)「学楽多塾」設立の経緯
 20033(平成15)年度、挾間町教育委員会生涯学習課の事業(1)として開設された、「おおいた子ども地域づくりスクール はさまスクール」(以下、「はさまスクール」とする)が、「学楽多塾」の前身である。これは、前年度から完全実施となった学校週5日制に伴い、子どもたちの居場所が求められたことにより開設されたものである。それだけではなく、子どもたちがさまざまな活動を行いながら地域を知り、挾間町の人材育成に貢献することもその目的であった。そこで「はさまスクール」では町内の小学校5・6年生を対象に、町の歴史の学習、町内の会社や農園の訪問、奉仕活動・福祉体験を全12回行った。
 訪問・体験の場の提供や講師の依頼では、町内の会社や町の歴史民族資料館、井堰管理事務所などの協力を得たほか、社会福祉協議会やボランティア郷土会、食生活改善推進員協議会、ライオンズクラブ、老人会、ボーイスカウト・ガールスカウトなど多くの町民の力を借りた。参加した子どもたちは20名ほどと多くはなかったが、口々に「ためになった」「得をした」と喜んだという。また、子どもたちが寄せた感想文には、この事業を企画し、指導してくれた地域の大人への感謝が多く述べられていた。
 この「はさまスクール」に手応えを感じた町が、事業を拡大したいと考えていたところ、翌年度からの文部科学省「地域子ども教室」の3ヶ年事業の実施が決まった。事業は挾間町教育委員会を経て、「町民情報室 未来クラブ」(以下、「未来クラブ」とする)に委託されることになった。詳しくは後述するが、「未来クラブ」は豊富な人材ネットワークを持っている。そして、情報収集・発信についてはお手のものである。そこでこの事業では、「未来クラブ」のこうした人材ネットワークと情報収集・発信能力を活かして、地域・家庭・学校・行政の連携をはかり、子どもたちの居場所づくりと地域の活性化を目指すことになったのである。
 「未来クラブ」はこの事業を、対象を町内の小学生・中学生全員に広げ、活動を毎週土曜日に行うこととした。より子どもの興味関心を惹きつけるような10分類17教室を設定し、「学楽多塾」と遊び心いっぱいの名前をつけた。色鮮やかなイラストが多い募集案内を作成し、各学校を通じて各家庭に配布して募集を行った。すると、「はさまスクール」での実績から参加者は50名程度であろうという予想を大きく上回る、125名の登録があったという。
 かくして、「学楽多塾」が開講することとなった。現在、その2年度目が終わろうとしているところである。
(3)「学楽多塾」のしくみ
@「学楽多塾」への「入塾」から「教室登録」までの流れ
 「学楽多塾」は、町内の小学校1年生から中学校3年生までを対象としている。毎週土曜日に開設しており、「終わったら家に帰ってお昼ご飯を食べられるように」と、午前中に開講している。開催場所は主に挾間公民館(はさま未来館)や「未来クラブ」のサテライトオフィスであるが、内容によっては山、川など屋外へ出て活動する教室もある。
 「学楽多塾」への「入塾」は毎年度始めに行っている。5月の連休明けに各学校を通じて子どもたちに案内のチラシを配布し、5月の最終土曜日に「開塾式」を行っている。「学楽多塾」の「入塾」の際には、主に保険代に充てられる500円の「入塾金」が必要である。教室の内容によっては、回ごとに別途実費がかかるものもある。「塾生」になった子どもたちには、「特製・塾生手帳」が配布される。この手帳は、毎回、教室が終わった後に子どもたちが感想を書き、講師の先生がサインや感想を書いて返すしくみをとっている。
 平成17年度の「学楽多塾」は、前年度よりも多彩な13分類22教室を設定した。その中から年度始めに、子どもたちに希望の教室を登録してもらう。各教室が月1回〜2回の開催のため、週(日)が重ならなければ子どもたちはどの教室へ参加することも可能である。また、年度途中で、参加教室を変更することも可能である。1教室の定員はおよそ20人であるが、教室によっては希望が殺到するものもある。そのため、アシスタント(教室の補助)を増やしてできるだけ希望者全員を受け入れるように心がけているという。
 このように、多様な教室の設定や教室変更が可能なしくみづくり、受け入れ定員の増員を行っているのは、「学楽多塾」が、何よりも子どもが安心していられる居場所になることを願っているから、であるという。当然、このことで、事務局では教室の準備や子どもたちの把握が難しくなる。この煩雑さを避けるために、毎月、登録者に往復ハガキを送り、開催日や持ち物などを案内すると同時に、参加確認をとっている。
A出前出張 〜「放課後チャレンジ」〜
 多くの登録者を得、順調に始まった1年目であったが、「学楽多塾」ではある課題に直面していた。それは、町内にある六つの小学校のうち、遠く離れた二つの小学校からは参加者がひとりもおらず、ほかの二つの小学校からも一桁の人数しか参加がなかったことである。保護者が土曜日も就労していることを前提に「学楽多塾」を開講しているのにもかかわらず、遠くの小学校からは、送迎などで親の手助けを借りないと参加できなかったのである。「誰もが安心して来られる居場所」を提供すべく「学楽多塾」の取り組みを始めたのであるが、町の子ども全員にその取り組みを行き渡らせることは困難であった。かといって、土曜日の活動と並行して、遠くの子どもたちのために講師やボランティアを派遣することも難しかった。
 そこで、平成17年度からは、前年度に参加がなかった(少なかった)四つの小学校に対して「出前出張」という形で講師やアシスタントを派遣して、「学楽多塾 放課後チャレンジ」を始めることとなった。先に述べたように、土曜日に講師を派遣する人数的な余裕がないことや、完全休業となった土曜日に学校を開けてもらうのが難しいこともあり、授業が早く終わる水曜日の14〜16時に設定した。それぞれの学校で月1回ずつの実施と、「学楽多塾」の「本校」に比べればささやかな規模や内容で行っている。しかしそれでも、10人規模の2小学校では全校で参加しているほど、その需要は高いといえよう。
B参加者の人数と参加者層
 2年度目の平成17年度の登録者数(「放課後チャレンジ」を除く)は188名に及んだ。そのうち、小学校1〜3年生が約3分の2を占めている。高学年になるほど、参加人数が少なくなる。この現象は、黒田さんによると、小学校4年生以上はサッカーや野球などのスポーツクラブに参加するなどして、別の場所に「居場所」ができるためであるとのことである。部活動や勉強に忙しくなる中学生の登録は、全体の1割もいない。つまり、「学楽多塾」は主に小学校低学年の子どもたちの「居場所」となっていることがわかる。また、先述したように、「学楽多塾」を開催している土曜日に自力で来られる子どもたちは「はさま未来館」近くの二つの小学校の児童だけにほぼ限られる。その点で、参加している子どもの地域や学年が結果的に限定されてしまっていることも、指摘できよう。
 なお、先に触れたように、「学楽多塾」では複数の教室への参加が可能であるので、延べ参加人数から計算すると、一人が二つないし三つの教室に参加していることになる(夏期休業中のみの教室を除く)。もちろん、一つの教室だけに参加する子どももいるとのことである。
(4)運営方法
 「学楽多塾」の企画運営は、運営委員会が担当している。運営委員会は、運営委員長、塾長、事務局長のほか、後述する「未来クラブ」のメンバーが運営委員を担当している。毎月1回、定例の運営委員会が開かれ、各教室の進行状況や子どもたちの様子などを情報交換したり、翌月のアシスタントの配置について話し合ったりしている。
 「学楽多塾」は「子ども地域教室推進事業」を委託されていることに加え、「放課後チャレンジ」について補助金が増額されていることから、現時点では、予算の面で余裕がないわけではない。しかし、この事業は平成18年度で終了する。そのため、事業費が打ち切りになり自主運営になったときのことを考えて予算を組んでいる。教室を担当する講師に対する謝礼もわずかな額であるが、今後も事業を長く続けていくため、と理解を得ているという。


元気な地域が支える「学楽多塾」

 ところで、先に何度も登場した「未来クラブ」とは、平成13年に立ち上がった「町民情報室 未来クラブ」のことである。行政と協働しながら、住民による自治を目指してまちづくりを行う、挾間地区住民有志の任意団体である。住民の気軽な相談を受けたり、町の情報を発信したりする場所づくりから活動が始まった。現在、公募で集まった老若男女約20名の運営委員が活動している。ここで、「学楽多塾」を支える「未来クラブ」少し紹介したい。
 「未来クラブ」では、次のような事業を展開している(2)。第一に、地域情報の収集・発信である。機関誌を発行したり、挾間町の人材リストを作成し、人材紹介を行ったりしている。経営努力をしている町内の商店や企業、個人の支援も行い、町を元気にしようと取り組んでいる。第二に、地域文化を伝えるための演劇活動を運営委員自らが行ったり、伝説・民話集や郷土料理レシピ等を刊行したりするなど、地域文化事業に取り組んでいる。第三に、挾間町のホームページの作成・更新作業を担ったり、観光案内など挾間町の紹介を行ったりするなど、町行政の支援を行っている。また、町役場や駅に近い場所で経営する「喫茶 未来クラブ」は、町民のよろず相談所兼観光案内所として機能している。この場所は、「未来クラブ サテライトオフィス」として「学楽多塾」の活動拠点ともなっている。こういった幅広い活動を行っている「未来クラブ」は、町の「第二役場的存在」として住民に親しまれている。
 「未来クラブ」のメンバーはまた、「学楽多塾」の各教室の講師やアシスタント、コーディネーターとして、「学楽多塾」を表からも裏からも支えている。特に「未来クラブ」の事務局は、今回お話をうかがった山月さんと黒田さんが中心になっているが、この二人の行動力やネットワークの広さには目を見張るものがある。たとえば、「学楽多塾」の話が生涯学習課から持ち込まれたその日のうちに、山月さんと黒田さんが相談し、黒田さんが町の人の顔を思い浮かべて「○○さんは〜が得意だから、△△という教室ができる」と開講教室を決めていった、というエピソードがあった。このことからも、「元気な大人」の行動力が「地域の人々とのつながり」と結びつくと、「学楽多塾」のような活動につながっていくことがわかるであろう。「学楽多塾」は、このような「元気な地域」「元気な大人」に支えられているのである。


子どもの居場所としての「学楽多塾」

 これまでに見たように、「学楽多塾」は、「土曜日の子どもの居場所」として多くの子どもたちを集めている。では、「学楽多塾」で行われている工夫はどのようなものであろうか。
(1)地域を「体感」する「作戦室」
 まず、ネーミングの工夫である。「学びが多く、楽しい会になるように」とつけられた「学楽多塾」という名前もそうであるが、それぞれの教室名にも工夫が施されている。表に示したように、教室の大分類は「〜体感作戦室」と名づけられている。単なる「教室」ではないところに子どもたちは興味を惹かれる。また、「〜克服」や「〜であそぼ」と名づけられた教室が多く、取り組みやすいイメージを持たせている。
 次に、内容の面での工夫である。教室名からもわかるとおり、その内容も子どもの関心を惹きつけるものである。この点で、社会体験の要素が強く出ていた平成15年度の「はさまスクール」とは、内容を異にする。子どもたちの可能性を引き出し、いろいろな居場所を持ってもらうことを目的にしていることから、とにかく子どもが楽しめるものを、と考えた結果である。
 たとえば特別教室では、商工会のバックアップを得て、「子どもを田んぼに帰そう」という試みを行っている。具体的には、米を収穫した後の田んぼで、ワラを使って「ひみつ基地」を作ろうという企画である。子どもたちは概してこういった「冒険」が大好きであるが、実際にやるとなると危険が伴うことも多い。そこで「学楽多塾」では思い切って、通常よりも多くアシスタントの大人を配置することで安全に気を配りながら実行した。子どもたちは嬉々として「ひみつ基地」づくりに取り組み、終わったあともなかなか帰ろうとしなかったという。このように、子どもを活き活きとさせる活動を積極的に取り入れていることも、「学楽多塾」の特徴である。
 そのほか、「学楽多塾」では地域を知る活動を多く取り入れている。「ふるさと体験作戦室」では、子どもたちは挾間の歴史を学び、今と昔の暮らしの比較を行った。「自然体感作戦室」では近くの川の観察をしたり、夜に星空観察をしたりなど、地域の自然を「体感」する活動を行った。「食文化体感作戦室」では郷土料理の作り方を学んだり、「子どもコーラス」では、挾間町に伝わる里唄を歌ったりしている。このような、子どもたちに地域の良さを伝え、地域を身近に感じさせる活動を行うことも、「学楽多塾」で行われている工夫である。
(2)先生の条件
 「学楽多塾」は「塾」である以上、「先生」を置いている。しかし、「学楽多塾」は技術だけを教える「塾」ではない。子どもの居場所でもあるのである。そのため、「先生」の条件として、子どもに対して「やってはいけないこと」を厳しく教えることができる人、子どもに対してふさわしい言動ができる人などを考えている。たとえば、囲碁や茶道の教室では、それぞれの技術を上達させることが目的ではなく、和室でのマナーや振舞い方をも厳しく教えてもらうのである。いくら技術を持っていても、子どもと接するにはふさわしくない、と判断した人や営利目的の人は断っているという。
 こういった「先生」は、「未来クラブ」作成の人材バンクを活用し、挾間町内で教えることが可能な方に依頼している。講師との交渉などは黒田さんが全面的に行っており、彼女のネットワークの広さと人望の厚さでもって、講師への連絡はスムーズに行われているという。この点で、黒田さんの他に調整を担当できる人材を養成することが、課題となるであろう。


おわりに

 以上のように「学楽多塾」は、土曜日の子どもたちの居場所として定着しつつある。効果はそれだけではない。この取り組みによって、地域の大人と子どもとのつながりが確実に作られているのである。黒田さんによれば、最初は「子どもの心の中に入っていけるかな」と心配であったそうである。しかしある日、買い物に行った先で「学楽多塾」に来ている子に声をかけられ、「安心できる人だと子どもたちに認識されている」ことを嬉しく感じたという。講師の方々も、週に1回、数時間の取り組みにもかかわらず、子どもたちが地域の大人の顔を覚えてくれていることに喜んでいる様子であるという。
 ところで、山月さんと黒田さんによれば、3年間の「地域子ども教室事業」に合わせて、「学楽多塾」の取り組みを次のように位置づけて考えている。1年目は「周知」の段階、2年目は「実行」の段階、3年目は「検証」の段階、である。いよいよ来年度は「検証」の時期である。おふたりの話を踏まえ、「学楽多塾」が抱えるいくつかの課題を提起しておきたい。
 まず、「子どもたちが、いつでも行きたいときに行ける居場所」の設置を検討することである。具体的には、平日の開催を視野に入れることである。保護者が就労しているために「居場所」が見つからない子どもは、平日にも多い。そのため、平日にも地域の中に「居場所」があることが期待される。また、より子どもたちの身近な場所に「居場所」をつくることも考えたい。遠くの地区に住んでいる子どもたちに対して、現在は「放課後チャレンジ」という形で「学楽多塾」の取り組みを届けているが、土曜日の「学楽多塾」とは内容が大きく異なっており、町の子ども全員が同じ条件のもとにあるわけではない。子どもたちがせいぜい自転車で行ける範囲で実施できるよう、地域の自治区公民館等の活用が望まれる。また活動の担い手としても、より地域の身近な大人、たとえばPTAや子ども会、老人会などを巻き込んだ活動を考えていく必要があるだろう。こういった場合、「〜教室」のような特別な企画ではなく、ただ「居場所」を開いていることだけでも十分ではないだろうか。もちろん、「学楽多塾」のような、学校を超えて子どもたちが関係を広げていける場所も必要である。
 次に、「地域子ども教室事業」終了後の活動の継続に向けての検討である。先に触れたように、挾間町は合併して新たな市の一部となった。すなわち、「学楽多塾」が町ぐるみでの取り組みであったのに対し、新しい市のもとでは一地域での取り組みに過ぎなくなる。今のところ、市ではこれまでの実績を評価し、活動への理解を示してくれているとのことであるが、予算措置を含め、どのくらいの支援が得られるか心許なく感じられる。したがって、活動を継続していくための資金の確保や、増加した教室の整理などが必要となってくるであろう。
 以上の課題については、各地区の状況や特性を活かした異なる取り組み方が考えられ、またそれが必要であることは言うまでもない。「学楽多塾」の取り組みでは、町に多くの「元気な大人」がいることが明らかになった。それを十分に活用した今後の取り組みに期待したい。

<注>
(1)「おおいた子ども地域づくりスクール」は、文部科学省から各都道府県に委託された、平成15年度「地域と学校が連携協力した奉仕活動・体験活動推進事業」の一環である。
(2)これらの事業のうちいくつかは、町の合併の影響を受け、現在、休止している。「未来クラブ」では、再編を含めた今後の活動のあり方を構想しているところである。